1960年代の仏国核実験期間中にガンビエ島に放射性降下物質があったどうか?をいまさら仏国に問い合わせた前大統領ガストン・フロス氏の姿勢に対し仏領ポリネシアオスカー・テマル大統領の連合与党(UPLD)は強く批判しました。
先週、フロス氏は仏国に対して(彼として核実験に対し初の)質問状を送付しました。その質問状の内容は「実験時ガンビエ住民に対してとられた避難措置」に対してだったようです。これに対して「なにをいまさら?」という感情だと思いますが、激しい批判が噴出しました。マイロン・マトア連合与党(UPLD)幹部によると「ガンビエ島の人々のための実験リスク情報は隠蔽されていた。大気圏内爆発による約50の核実験によりポリネシア住民達は多量の放射性物質にさらされた。フロス氏は常に仏国核実験を推進する側だ、彼は大統領だった時、常にモルロア エ タトウ協会との会談には応じなかった。協会発足の2001年以前まで遡っても…」と述べました。
連合与党(UPLD)はフロス氏を「日和見主義の主導者」とか「真の詐欺師」と称し、フロス氏の起訴まで計画している模様。「真の詐欺師」というのは、1995年にモルロアの海で泳ぎ当地で釣れた魚を食べるという、もの凄いプロパガンダをリアルタイムで見た私には、言い過ぎでは無い気がします。世界中の人々を「科学的無知ども」とばかりに嘲るような行動だったと思います。当然の流れとして、核実験における仏国国防省の暴挙が明るみにでてきています。97年12月2日より(たぶん)実施された仏国の大規模沈黙政策のストレスが、今にきて噴出を始めたんだと思います。
最近、カミさんの影響でタヒチアンダンスや歌に興味がでてきた私は、当地訪問時にDVDを買い込んできました。ヘイヴァ(旧チュウライ祭り)など、華麗で見ていて楽しいものです。ある資料によれば、70年代の祭りは実験時に島民を隔離する目的も含んでいたという事でした。なにも知らされない島民達は嬉々としてパペエテに繰り出したに違いありません。留守中に故郷でどんな恐ろしい事が行われるか、知る由もなかった事でしょう、なんだか胸が痛い事ばかりです。